近年、急激に利用者を増やしている動画サイト。
減衰しているテレビに代わって、主要メディアになる日は来るのでしょうか?
僕なりに考察してみたいと思います。
youtuneにニコニコ動画、いずれも人気を博している動画サイトです。
近年ではテレビの視聴率も低迷しており、
テレビに代わって動画サイトが主要メディアに成り得る日が来るのでしょうか?
【なぜ動画サイトが台頭してきたのか?】
動画サイトが台頭してきたきっかけは、
2006年ごろにyoutubeに注目が集まったことが理由としてあげられます。
素人であっても動画を簡単に投稿できる斬新さが、人気の理由になりました。
これまで、娯楽メディアと考えられていたのはテレビやラジオでしたが、
携帯電話やスマホの普及も好影響して、動画サイトにも多くの人が流入していきました。
若者はもちろん、子供でさえも動画サイトを見ることを日課としている人が多々います。
なぜ若者や子供が、動画サイトに参入するようになったのでしょうか。
そのキッカケと考えられるのが、動画配信者のタレント化です。
youtubeを代表する、Hikakinさんやはじめしゃちょーさんは子供たちの人気の的ですし、
実験やドッキリなど、テレビ番組より子供の注目を集めやすい企画がたくさん溢れて、
今や大きな娯楽メディアに成長したわけです。
【その陰にテレビの衰退あり!?】
動画サイトが台頭してきた半面、これまで主要であったテレビが衰退したのも事実です。
日本に限らず、世界的にテレビ離れという状況が言われているほどです。
なぜ、テレビ離れが深刻化しているのでしょうか?
その一つに、テレビに対する不信感や娯楽としてのイメージの軽薄化があげられます。
やらせ疑惑や不祥事などで、テレビ番組に対してのイメージが悪くなっていったこと。
またテレビを面白いと思う若者が減ったことが理由です。
もちろんこれには、他のメディアと言う選択肢が増えたことも関わっています。
動画サイトは言うまでもありませんが、
そもそもテレビが無くてもインターネットで様々なことを検索することができる時代になりました。
こうした若者の、「暇時間」の使い方が変化していったことが関係しているのでしょう。
【テレビは無くなるのか?】
確かにテレビ離れと言っても、テレビCMに注目が集まったり、
奇抜なドラマが高視聴率を記録したりと、まだまだ衰退と言えるか疑問なところです。
例えばテレビで何か一つ話題になると、それを共有しようとした人たちが、
ツイッター等で広めてくれるという可能性も秘めています。
つまり、近年のメディアが逆にテレビに誘導するというパターンもあるわけです。
とは言え、テレビが動画サイトを見て見ぬふりできないところまで来ているのは事実です。
有名ユーチューバー等をテレビで取り上げることは当たり前になりましたし、
ユーチューバーの集まった会社UUUMのイベントについて報道番組でも扱っていました。
また、報道の元ネタをツイッターや動画サイトから引き抜くこともままあります。
動画サイトが無くてもテレビ番組は成立するかもしれませんが、
今のテレビ番組の一部が動画サイトを元としていると言えるかもしれません。
【動画サイトが主要メディアに成り得る!?】
僕の意見では、そう遠くない未来に、動画サイトがトップに来ると考えています。
単純に今の若い世代、動画サイトを見ている世代が大人になったとき、
動画サイトを見る人の割合は増えていくと考えられるからです。
しかし、今の状態ではトップに立つことは難しいでしょう。
やはり迷惑動画などもあって、世間が動画サイトを厳しい目で見ていることは事実としてあります。
これらに対して何らかの規制などが行われて、
誰もが不快な思いをせずに、安心安全に楽しめる娯楽メディアに成る日が来れば、
それが動画サイトがトップになる日だと思うのです。
今回は僕なりの意見を書かせていただきました。
メディアが多様化して、選択肢が増えるのは良いことだと思います。
未来のことは分かりませんが、動画サイトに代わるメディアが出現しないとも言い切れません。
近い将来が楽しみですw