動画サイトを用いて、授業などの動画をあげる時に気を付けたいポイントとは?
最近では、紙媒体ではなくタブレット等を使って勉強する子供が増えてきており、
各社が映像授業に乗り出す時代になりました。
映像授業ゼロ円とうたって、動画サイトで誰でも見れる授業をあげている企業もあります。
今や激戦区となってしまった勉強動画ですが、
youtubeなどの動画サイトが人気を集めているのも追い風となっていて、
まだまだ需要のあるジャンルとも言うことが出来ます。
そこで今回は、これから勉強や学習動画をあげようと考えている人向けに、
どのような点に着目して、どのような点に注意したら良いかのポイントを紹介します。
①見てもらえる工夫をする
まず冷静に動画サイトでの状況を判断したときに、授業動画は飽和状態にあります。
先ほど需要はまだあると述べましたが、
大手企業などが参入している現状では、埋もれてしまうのも考えられます。
そこで大切なのは「見てもらえる工夫をすること」です。
これは授業の質を考える前に、考慮しておくべき大切な点です。
例えば「三平方の定理」が分からなかったとして、
子供が検索にかけたとします。するとたくさんの動画が上がってきます。
基本的には人気の動画や再生数の高い動画が上に上がってくるので、
上がってきた順に見られやすいというのがありますが、
ここでよりクリックしてもらえるような工夫をする必要があるわけです。
実感としては、人物が出ているよりも、きれいなサムネイルを作った方が、
クリックしてもらいやすくなるような気がします。
「分かりやすさ」を求めている視聴者とって、
サムネイルとタイトルはよりシンプルに、かつキレイに作り上げる方が良いでしょう。
他のyoutuberのマネをして、人物の表情を出したり、あおるような文字は厳禁。
親子で見ることを考えても、分かりやすい方がクリックしてもらえる率は上がります。
②授業の差別化を図る
サムネイルやタイトルをキレイに作って、
クリックしてもらえるような工夫を充分にクリアしたら、次は授業の質です。
まず大前提となるのは、授業の「分かりやすさ」。
これは言わずもがなですね。滑舌や喋りのうまさはもちろんですが、
板書をするならその見やすさ、文字のきれいさなども重要なポイントです。
こうした授業の基本的な点をおさえたら、次は「差別化」を図りましょう。
先ほど述べた通り、現在、授業動画は飽和状態にあると言っても良いでしょう。
大手企業の分かりやすい授業にかなう授業が出来るのか? 自問してみましょう。
また、授業動画をウリにしている動画配信者もいます。
「とある男が授業してみた」チャンネルの、はいちさんはその筆頭と言えます。
中学生の授業、5教科すべてを網羅していて、すさまじい量の動画をあげています。
板書も工夫されていて、話も聞き取りやすいです。
こうした既にいる配信者を超えるだけの動画を作らなければ、勝ち残ることは難しいです。
何か独自の色を出すために、工夫をしましょう。
勉強が遅れている子や、進学を目指しているレベルの高い子など、対象を絞るのも良いかもしれませんね。
クリックさせるだけの工夫をしたとしても、それは一時的な再生数稼ぎです。
次も同じチャンネルの動画を見てもらえるかどうかは、授業の質にかかっています。
③今後の時代の流れを予測する
これまで、映像授業をウリとして商売していた塾や教室はたくさんあります。
そうした企業が、youtube等の台頭によっていわばタダで授業を見れるようになったこの時代に、
どう動くかというのは注目に値すると思います。
(仮にyoutube等の動画サイトに移行したとしても、これまで授業料を頂いていた企業が、
広告収入だけでやっていくことは不可能に近いと思います)
そうした時代において、
授業動画をあげて広告収入でおこづかいを得るという程度のことは難しくないでしょう。
企画もののyoutuberに対して、授業動画は誰でも出来るというわけでもありませんし、
差別化をアピールしていければ、生き残ることも可能です。
はいちさんのように、参考書を出すまでに上り詰めることも夢ではないかもしれません。
自分に合ったやり方で、ぜひ成功をおさめましょう。